「ロータリーを楽しもう。みんなの人生を豊かにするために」

久居ロータリークラブ会長

 2021年、何事も新型コロナウイルスに振り回されていますが、コロナワクチンの接種が始まり、早く終息に向かってほしいと願っています。アフターコロナ社会は、以前の状態のままには戻れないようで、更なるデジタル化や効率化が求められてくるでしょう。
 しかし、これらは必ずや人生を豊かにするものではないと思っています。2021-22年度シェカール・メータRI会長は「もっと行動し、もっと成長する」ための意欲を喚起されています。「もっと行動し」とは、より大きく、インパクトをもたらす奉仕プロジェクトを意味し、「もっと成長する」とは、会員を増やし、基盤を広げることを意味しておられます。
 また、奉仕とは、自分よりも他の人のことを先に考えることだと言われています。さらに、ロータリアンが奉仕し続けるのは、人びとの人生を豊かにしたいという願いからであり、人びとのために奉仕し援助していただけるよう、今年度のテーマを「奉仕しよう。みんなの人生を豊かにするために」とされました。ここでの「みんな」は、自分以外の他の人びとを指すように感じます。

 また、第2630地区の浦田幸一ガバナーも「つねに超我の奉仕を胸に」を地区方針とされました。「超我の奉仕」とは、利己のない奉仕、つまり「利他の精神」であり、他者を先に重んじる考えは、日本人が古くから持ちあわせてきた心でもあると言われました。
 残念ながら、私はそこまで人間ができていないので、自分も他人も両方が大事であり、自分がある程度豊かでないと、他人に真の援助はできないと思っています。当然、他人のためになる奉仕を行うのですが、自発的な行動でないと長続きしないとも思っています。だれだって、人生を豊かに送りたいと思っているはずです。損得勘定なく、純粋に他人のために行動する人、些細な事でも楽しめる人、笑顔を絶やさない人、多くの人と接して価値観を広げられる人、新たなチャレンジができる人、趣味に没頭できる人、体も心も健康が維持できる人、豊かに生きる方法を挙げたらきりがありませんが、何事も楽しんでやろうという心構えが一番大事だと考えています。

 そこで、今年度の久居RCのテーマを「ロータリーを楽しもう。みんなの人生を豊かにするために」とします。ここでの「みんな」とは、自分も含め家族やロータリーの仲間、そして地域社会をはじめ全ての方々です。
 さて、久居RCの今年度の行動計画は、新たな取り組みとして地域社会の皆様と共に、できる所から奉仕活動を行いたいと考えております。また、増強活動として、最低でも1名以上の増強を図りたいと思っています。親睦は、コロナ次第ですが、徐々に再開し、いろんなことを語り合える場づくりとしたいと考えています。デジタル化では、昨年度創設されたホームページの維持向上を図りたいと思っています。

 今年度は、9月13日、ガバナー公式訪問・津四クラブ合同例会が、久居RCの担当ですので、いろいろとお世話をおかけしますがよろしくお願いします。それでは皆様、ロータリーを楽しみましょう