「ロータリーの中核的価値観で、親睦と職業奉仕を進めよう」

 

久居ロータリークラブ会長

 2022-23年度は、世界で初めての女性会長、ジェニファー・ジョーンズが、国際ロータリー会長に就任します。国際ロータリーの会長テーマは、「イマジン ロータリー」です。会員が夢を実現するために行動し、クラブの魅力を最大限に味わえる場としてのロータリーを思い描き、互いのつながりを深めることによって世界に変化をもたらすパートナーシップを築くよう会員に呼びかけています。世界平和は、私たちが公平さ、人権、地域社会のリソースの公平な分配に力を尽くしてこそ実現できる。「みんなに公平か」ロータリーの多様性、公平さ、インクルージョン(あらゆる違いを認め合って、尊重しあうこと)を取り入れる努力において、障壁が取り除かれ、それが会員増強のカギとなります。また、会員がロータリーでどんな経験を求めているのかを聞き、果たしがいのある責任を与える必要があります。ロータリーでの参加型の奉仕、人間性成長、リーダーシップ開発、生涯にわたる友情こそが、目的意識と熱意を生み出します。会員に奉仕できなければ、地域社会への奉仕もできません。会員にとって心地よい場所とし、会員への気配りがなければ、ロータリーの力を本当の意味で理解してもらうことはできないでしょう。ロータリーの改革に内側から取り組みながら、ロータリーの存在感を増す努力も重要です。ポリオのない世界、みんなが安全な水を使える世界、疾病のない世界、すべての子供が読むことのできる世界、やさしさ、希望、愛、平和を想像してください。だからこそ、「イマジンロータリー」です。

 また、第2630地区、高橋伸治ガバナーは、「ロータリーの心と原点」を大切に、描こう明るい未来を」(ロータリアンの成長が日本のロータリー未来を創る)をガバナー方針としています。ロータリーの心とは、「寛容の心を基盤とした友愛と信頼」、2つのモットーである「超我の奉仕」「最もよく奉仕するもの、最も多く報いられる」であり、原点とは「人づくり・真のロータリアンを育てる事」と考えます。国際ロータリーは、ポリオ根絶が最優先事項である一方、内部的には会員増強が最重要事項といっています。人道的支援活動と会員増強の奉仕の実践に重点をおいています。日本のロータリーは、「倫理運動体」として、教育的要素を持ち、「親睦と職業奉仕」を根幹として、常に「超我の奉仕」を胸に奉仕の実践に努め、自己を磨き、高い職業倫理基準と道徳心をもった「真のロータリアン」を育てるということ、「ロータリーは心を育て、人を育てる」という理念を持った側面があります。「中核的価値観」を基盤にして「理念と実践」をうまくバランスをとって活動していくものです。地区活動方針としては、RI会長テーマ「イマジンロータリー」と強調事項の推進、RI戦略計画の推進、会員増強・会員維持、RIロータリー賞へのチャレンジ、青少年育成の推進、ロータリー財団補助金の積極的活用と寄付への理解、米山記念奨学事業への参加と支援、などで、特に、地区の女性会員比率8%達成、マイロータリー登録率50%達成、ポリオ根絶の街頭募金活動、10月24日の世界ポリオデーに向けて活動があげられています。

 2022-23年度久居ロータリークラブは、会長方針を「ロータリーの中核的価値観で、親睦と職業奉仕を進めよう」とします。中核的価値観とは、親睦、高潔性、多様性、奉仕、リーダーシップ、をいい、ロータリーの行動規範にもなっています。会員への奉仕と会員の職業奉仕を大事にしながら、会員卓話の機会を多くとりました。会員のことを知ることによって、親睦を深めていきたいと思います。

 ロータリークラブの単年度運営には良さもありますが、中長期的な戦略計画も重要に思います。それらをうまく調和させ、発展させていきます。2024-25年度の創立30周年に向けて、久居ロータリークラブの明るい未来をイマジンしていきたいと思います。地域社会への社会奉仕も実践しながら、久居ロータリークラブの知名度を少しでも向上させていきます。

 そして、ロータリーの根幹である職業奉仕をより一層向上させて、同時に会員の親睦を深め、久居ロータリークラブの魅力を最大限に活用して、地域社会への奉仕を通じて、新たな会員との出会いを増やしていきたいとおもいます。