「ロータリーを楽しもう!」

会長 桑名 良尚
「幸福は徳に反するものでなく、むしろ幸福そのものが徳である。もちろん、他人の幸福について考へねばならぬといふのは正しい。しかし我々は我々の愛する者に對して、自分が幸福であることよりなほ以上の善いことを爲し得るであらうか。愛するもののために死んだ故に彼等は幸福であつたのでなく、反對に、彼等は幸福であつた故に愛するもののために死ぬる力を有したのである。日常の小さな仕事から、喜んで自分を犧牲にするといふに至るまで、あらゆる事柄において、幸福は力である。徳が力であるといふことは幸福の何よりもよく示すところである。」
哲学者 三木清の著書「人生論ノート」の一説です。
そして、「機嫌がよいこと、丁寧なこと、親切なこと、寛大なこと、等々、幸福はつねに外に現はれる。歌はぬ詩人といふものは眞の詩人でない如く、單に内面的であるといふやうな幸福は眞の幸福ではないであらう。幸福は表現的なものである。鳥の歌ふが如くおのづから外に現はれて他の人を幸福にするものが眞の幸福である。」とあります。
まずは、一人一人個人が幸福であること。そして、楽しむこと。それを外に表現していきましょう。そうすれば、自然と周りも幸福になり、人が集まってきます。
玉野英美ガバナーも「RISE with ROTARY」~地区と地域の未来を考えて~と述べ、ロータリーを楽しみ、ロータリーを知り、誇りと帰属意識のもと、魅力あるクラブとなって、地域に存在意義を与えると語られています。
2025-2026年度は 「ロータリーを楽しもう!」をメッセージとして、楽しみを感じてもらえる1年間にしていきたいです。